【作例】マリックス100D

🔬 粒状性・解像感

ISO100らしい非常に滑らかで粒子は細かい

シャープネスも高く、木の葉や建物など細部がよく描写される

🎨 比較的ナチュラルな発色

彩度は控えめで落ち着いている

青や黄色は強すぎず、シーンに馴染む自然さ

全体に暖色寄りの傾向で、肌や木漏れ日がやさしく見える

☀️ コントラスト&露出耐性

コントラストはやや低めで、トーンがしっとりしている

動態レンジ(露出幅)は広めでシャドウとハイライトの階調が豊か

強い光源では、400Dと同様に**オレンジ~赤のハレーション(にじみ)**が出やすい

🟥 色の傾向

暖色:赤~オレンジ寄りで鮮やかに出る

青・緑:おだやかで控えめ、陰影も自然

【作例】マリックス400D

🎨 特徴と写りの傾向

発色は比較的自然でクール

空の青や陰の微妙な色味が落ち着いて映る

暖色(特に赤)にじみ=光源滲み

逆光や街灯下で赤やオレンジの滲み(ハレーション)が出やすく、独特な雰囲気になる

粒状性はやや粗めだが許容範囲

シャープさは標準的で、フィルムらしいざらつきがプラスに作用

ラチチュード広めで露出に強い

ISO400のため、明暗差や逆光にも強く階調が豊か

【作例】マリックス800T

🎨 発色・色の傾向

光源周りが赤やオレンジににじむ(ハレーション)

これは映画フィルム由来の特徴で、ネオン・街灯撮影などで効果的

タングステンバランス(3200K)設計

室内蛍光灯・電球下では自然に、日中やLED下では青みが強く出やすい

☀️ 感度&露出

ISO800の高感度

日が落ちた街中や暗所でもしっかり写り、スナップに強い

露出幅が広く、逆光にも強い

Cinema由来ゆえ陰影の再現性が高く、ラチチュードが受けやすい傾向

🔍 粒状性&描写

粒状感はやや粗め

暗部でざらつきが目立つが、それも雰囲気として魅力に

シャープさは標準的〜良好